良好な既存住宅ストックを最大限に活用 循環型住宅市場の形成を目指す

国土交通省 住宅局長 佐々木俊一 氏

国土交通省の佐々木俊一住宅局長は、建設専門記者会の共同インタビューに応じた。「住宅局の使命は、すべての人が自らのニーズに応じた住まいを安定的に確保できる環境を整備すること。良好な既存住宅ストックを最大限に活用し、循環型住宅市場の形成を目指す」と話す。

国土交通省 佐々木俊一住宅局長

――住宅局長就任の抱負と住宅政策の位置づけについて。

8月7日付で住宅局長に就任し、2年ぶりに住宅局へ戻ってきました。平成5年入省後、公営住宅管理、阪神・淡路大震災・東日本大震災の災害対応、公営住宅・UR・サービス付き高齢者向け住宅、住宅ローン減税を含む住宅税制、予算取りまとめなどを担当してきました。

住宅政策・建設行政は、国民が安心して暮らし、将来を考え挑戦できる基盤となる住まいを支えるものであり、衣食住の安定という内政の中核を担っています。全ての人が自らのニーズに合う住まいを安定的に確保できる環境の整備を使命と位置付け、昨年度末に策定された住生活基本計画に沿って政策を進めます。

住生活基本計画は、2050年を見据えた長期的な視点から、人口減少や世帯数の減少、単身世帯の増加、高齢化に伴う相続住宅の増加といった社会情勢の変化に対応するものです。

これまでの戦後復興期や高度成長期において培われてきた良好な既存住宅ストックを最大限に活用し、国民一人ひとりが過度な負担なく希望する住生活を実現できるよう、循環型住宅市場の形成を目指します。

住宅価格上昇の要因と既存ストック・取得支援の充実

――近年、特に都市部で住宅価格が高騰しています。現状の認識と、過度な負担なく庶民が住宅を借りる、取得できるようにするために、どのような施策を進めますか。


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