New   2026.9.8

Solar Crew、空き家を借上げDIYで地域の防災拠点に ローカルコミュニティを醸成、行政・企業との連携で地域づくり

 

放置空き家を借り上げ、リノベーションを行って地域の防災拠点とする。
地域に新しいつながりを生み出す取り組みが全国に広がりだしている。

Solar Crew(東京都大田区、河原勇輝社長)は、空き家を借上げてリノベーション、地域のシェアリングプラットフォームとして活用する事業を全国で展開する。2020年に環境省の「第8回グッドライフアワード」で「環境大臣賞 地域コミュニティ部門」を受賞、25年度には国土交通省の「空き家対策モデル事業」にも採択されている。

9年前にリノベーションした「Yワイひろば」(神奈川県横浜市)を皮切りに、これまで全国9件の実績を持つ。一階は一部屋を耐震補強し耐震シェルター(自社製、26年7月から外販も開始)としたうえで、平常時は無償で地域に開放、災害時には地域の避難拠点として活用する。また、廃棄予定の太陽光発電パネルを引き取りメンテナンスしたうえで採用、災害時のエネルギーを確保する。

放置空き家を借上げDIYでリノベーション

空き家借上げについては、以前は物件を探していたが、メディアに多く取り上げられたことなどから相談が多く寄せられるようになっている。借上げ期間は10年が基本で、家賃は固定資産税を支払うことで相殺、リフォームなどにかかるコストはすべてSolar Crewが持つためオーナーの負担はない。これまで活用してきた空き家は、オーナーの想い入れがあり手放したくないものの、管理が行き届かないといった物件がほとんどであり、所有者の活用ニーズへの対応というよりは取り壊すことなく社会的に生かす提案といえる。

リノベーションは、構造に手を入れるような工事は職人が行うが、内装などは地域住民を集めてDIYによって行う。3カ月程度をかけてリノベーションを行うが、そのなかで「壁ぶち壊し会」や「みんなで大工体験」といった有料イベント(2000円/回)を15回ほど開催。毎回、地域の住民を中心に20人程度が集まるという。最大の目的は地域の中に新しいつながりを生み出すことだ。


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