着実、堅実に事業の継続を一番に 新設の数が減少しても、やるべき仕事は減らない

ERIホールディングス 馬野 俊彦 代表取締役社長

ERIホールディングス
馬野 俊彦 代表取締役社長

──日本ERIの社長からERIホールディングスの社長に就任されました。

グループを統括する持ち株会社の社長となり、あらためて意識しなければいけないと考えていることは、22年前の創業時の理念です。よりよい建築物・住宅を世の中に出すにあたっての一助になる──確認や性能評価をまっとうすれば基本的にはより良いものが後世に残っていく、そこを一番に考えていくということです。M&Aにより新たにグループに加わった会社も含めて、あらためて志を共有し事業を進めていきたいと考えています。

もう一つは、明るく楽しく仕事ができる環境づくりをそれぞれの会社で続けていくようにしたい。とは言っても、業績が下向きの時に、いくら社長が明るく楽しく言っても難しい。業績の安定を大前提に、制度や仕組みをうまく作り、人間関係を含めてより良い環境を作っていきたいと思っています。

──足元の市場環境をどう見ていますか。

2021年5月期決算では、売上高143億9700万円、前期比3・0%減、営業利益4億200万円、同22・2%減と、マイナスの実績ではあるものの、何とか結果を出しました。想定していたほどは悪くはなかったものの、年度後半にそれほど回復しなかった、そんな状態です。


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