2021.11.12

ハウジング・トリビューンVol.630(2021年21号)

自然災害対策の新スタンダード さらに強く、しなやかに

気候変動時代に求められる住まいづくり

自然が猛威を振るい、地震や台風・集中豪雨などが頻繁に発生している。
土砂崩れや地盤の液状化、河川氾濫や都市洪水などが毎年どこかで起こり、大きな被害を生んでいる。
また、こうした自然災害にともなって電気や水道、ガスなどの生活インフラが断絶し、人々の暮らしを脅かしている。
大地震や大型台風などが、もはや特別なものではなくなるなか、住まいには新たな自然災害対策が求められている。高い耐震性を備えることは前提で、風水害への配慮、また、緊急時の対応など、
これまでになかった視点も加えながら、その被害の軽減を図ることが求められているのである。
国を挙げての防災対策が進むなか、住宅産業界においてもさまざまな取り組みが加速する。
こうした動きのなかから、住まいの新たなスタンダードが生まれようとしている。

目次

HTʼs eyes

断熱等級6、7が持つ意味
蓄電池の普及、カギは経済的メリット以外の価値にあり

自然災害対策の新スタンダード
さらに強く、しなやかに
気候変動時代に求められる住まいづくり

INTERVIEW

ERIホールディングス 代表取締役社長 馬野俊彦 氏
着実、堅実に事業の継続を一番に

スマカチ通信 住宅業界に求められるLGBTへの配慮

TOPIC&NEWS

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住宅性能表示で等級6、7を創設
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連載

新・住まい学「健康と住まい」【前編】
奈良県立医科大学 疫学・予防医学教室 教授 佐伯圭吾 氏

国産材を活かす㉖ 新時代迎えたカラマツ林業
林材ライター 赤堀楠雄 氏

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CLOSE UP

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FLASH

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