New   2026.8.24

DAIKENが業界初の次世代床材を発売 基材へのダイレクト塗装で高意匠・施工性・安定供給実現

Housing Tribune Weekly vol.790

 

DAIKENは8月21日、独自の多彩塗装技術を用いた業界初のダイレクト塗装・複合フローリング「Artio(アーティオ)」を発売した。従来の床材のように天然木突板や化粧シートを基材の上に貼り合わせるのではなく、デジタル制御で基材表面へ直接高精細な塗装を施す新製法を開発。職人不足や高コストで導入が難しかったヘリンボーン調やパーケット調などの高意匠デザインを一般的な施工方法のまま実現可能にした。

開発の背景には市場ニーズの変化がある。近年、住宅空間における床材選びでは、従来求められてきた耐久性やメンテナンス性といった性能面に加え、空間全体の雰囲気を決める意匠性や質感が強く求められるようになっている。特にヘリンボーンやパーケットといった意匠パターン、本物の木や石のような質感表現への需要が急増している。
しかし、従来の天然木を用いた突板化粧床材は風合いに優れるものの、素材由来の個体差や高コスト、資源の安定供給に懸念がある。一方、市場の約8割を占めるシート化粧床材は品質安定性や価格に優れるが、一定ピッチで同一の柄が繰り返されるため、デザインの自由度や立体感に限界があった。また、天然木で複雑な柄を組む施工はピースが細かいことから作業負担が大きく、職人不足も相まって採用のハードルとなっていた。


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