高付加価値化、賃貸・ストック好調で最高益続出 大手ハウスメーカーの25年度決算
Housing Tribune Weekly vol.777
主要大手ハウスメーカーの2025年度決算が出そろった。国内事業が好調に推移し、多くの企業が過去最高益を更新した。一方、これまで成長を牽引してきた海外事業では、特に北米での金利高止まりによる住宅需要の冷え込みが響き、減益が相次いだ。
大和ハウス工業の決算は、売上高が前期比2.6%増の5兆5768億円、営業利益が同12.6%増の6148億円となり、すべての利益項目で過去最高を更新。米国子会社による大規模な土地売却益が大きく貢献した。戸建住宅事業は売上高1兆3422億円(同17.3%増)、営業利益1556億円(同123.0%増)と大幅に伸長した。そのうち国内では、自由設計と規格住宅の要素を持つ「Smart Made Housing.」の拡販などが奏功し、注文住宅、分譲住宅ともに販売戸数が増加。売上高は5255億円と伸長したが、営業利益は58億円にとどまり増収減益だった。賃貸住宅事業は増収増益で、グループ会社の大和ハウスリビング、大和ハウス賃貸リフォームの事業が好調だった。
積水ハウス(26年1月決算月)は、売上高が前期比3.4%増の4兆1979億円、営業利益が同3.0%増の3414億円となり、いずれも過去最高を更新した。米国の戸建住宅市場が減速したものの、国内事業の安定成長に加え、開発物件売却などで補い増収増益となった。戸建事業は、高付加価値提案が奏功し、注文住宅1棟平均単価が上昇。売上高は前年比横ばいの4789億円だったが、営業利益は同4.3%増の480億円となった。不動産事業やマンション事業などの「開発型ビジネス」も好調で、増収増益。四大都市圏の一等地に絞った戦略が奏功し、物件売却が計画以上に進展した。一方で、「国際ビジネス」の売上高は横ばいだったが、営業利益は同50.5%減の391億円と半減した。
住友林業(25年12月決算月)は、売上高が前期比10.4%増の2兆2676億円と過去最高を更新した一方で、営業利益は前年比13.3%減の1687億円で増収減益となった。豪州での大手住宅会社Metricon社買収効果や国内住宅事業の好調により売上を伸ばしたものの、利益の半分以上を稼ぎ出す米国住宅事業にブレーキがかかった。一方、国内住宅事業は、ターゲット別戦略などが奏功し、売上高が同7.9%増の5853億円、経常利益は同17.3%増の412億円と好調だった。
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