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2021.1.8

ハウスメーカーでウイルス対策の提案が加速

Housing Tribune Weekly vol.516

ハウスメーカーでウイルス対策の提案が加速している。病院や医療現場レベルのウイルス対策を行う動きも出てきており、ウイルス対策は新たな段階に入ってきた。

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化していることで、住宅内でのウイルス対策への関心がますます高まっている。外からウイルスを持ち込まず、仮に家族から感染者が出ても家庭内で感染を拡大させないことが求められており、これに対応し、ハウスメーカーでウイルス対策に配慮した住宅の提案が加速している。

アキュラホームは1月、ウイルス対策を標準化した戸建住宅新商品「地球と家計にやさしい家」を発売した。

アキュラホームの戸建住宅新商品「地球と家計にやさしい家」

病院や医療現場で導入されている「ウイルスキラーエアシステム」を住宅業界で初めて導入。奈良県立大学の実験でオゾンによる新型コロナウイルスの不活化が確認されているが、ウイルスキラーエアシステムではこのオゾンを室内に発生させることで、ウイルスを不活化する。

また、「地球と家計にやさしい家」では、手に触れることの多いドアノブやスイッチ、取手、手すりなどに、ウイルスを不活性化させる「ウイルスシールド加工」も施す。ウイルスが10分後には99%減少し、新型コロナウイルスに有効だとして、経済産業省のお墨付きも得ているという。

ミサワホームも1月から販売を開始した木質系工業化住宅新商品「SMART Brands WS」で新たないウイルス対策を導入、医療施設での感染対策の設計手法を住宅に応用した。医療施設では、感染症の院内感染を防ぐために空間を3つのゾーンに分けて考えるという設計手法が用いられているが、こうした手法を住宅にも取り入れた。住宅をウイルスや細菌の侵入を前提として重点的に対策するレッドゾーン、病気になった家族も使用するイエローゾーン、安全なホワイトゾーンの3つに分け、空間動線や建材・設備、室内空気環境を提案する。具体的には、レッドゾーンには玄関手洗いを設け、イエローゾーンには抗ウイルス建材を採用。ホワイトゾーンにも、衛生的な空気環境を整える「フロアセントラル換気システム」を採用し、窓を閉めていても換気できるようにした。

積水ハウスも2020年12月に次世代室内環境システム「SMART-ECS (スマート イクス) 」を発売し、戸建住宅での新たなウイルス対策を開始している。

同システムでは、LDKなどの生活空間から玄関などの非生活空間に空気が流れるように換気システムを設計。加えて、LDKには24時間換気システムのみの場合と比べて微細な汚染物質を約 2〜5 倍素早く除去できる天井付空気清浄機を導入している。
また、玄関で手洗いや着替えが効率的にできる「チェンジングルーム」や、家庭内感染の防止に配慮した「自宅療養配慮プラン」も用意し、徹底的なウイルス感染対策を提案する。

1月7日、2回目の緊急事態宣言が発出され、新型コロナウイルス感染拡大の収束は未だ見通せない状況である。家庭内でのウイルス対策は長期化する可能性があるだけに、ハウスメーカーの提案は今後も加速していくだろう。

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ハウジング・トリビューンVol.640(2022年8・9号)

特集:

ハウジング・トリビューンは、住宅事業者の商品開発担当者などを対象に、今後の住宅商品開発の方向性を探るアンケート調査を実施した。

「省エネ」、「再生可能エネルギー活用」、「木材利用」、「リサイクル」、「蓄エネ」、「防災・減災」、「温熱環境」、「空気環境」、「在宅ワーク」、「非接触」、「IoT・IT」、「家事支援」、「高齢者対応」、「子育て支援」、「リフォーム対応」、「長寿命化」、「高意匠」、「省施工」、「DIY」、「その他」という19項目の中から、商品開発を進めていく上で注力したいテーマを3つ選択してもらった。

また、その中でも特に注力したいテーマと、なぜそのテーマを選択したのか理由を聞いた。
アンケート結果から、あるべき未来の住宅像が浮き彫りになった。

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