教室単位で用途を転換、開業後も施設整備 直売所、レストラン、体験、宿泊を一体的に運営
和歌山県田辺市「秋津野ガルテン」②
秋津野ガルテンの特徴は、建築の進め方にある。
旧小学校の校舎は典型的な廊下型建築で、廊下の片側に教室が並ぶ構造だ。改修では大きな構造変更を行わず、教室単位で用途を転換した。
教室は体験教室や研修室、会議室として利用され、学校の黒板や空間の雰囲気も残されている。過度な改装を避けたことで、学校の記憶を生かした空間となっている。
一方、宿泊施設は新築棟を併設した。廃校活用の宿泊施設では大部屋のドミトリー形式が多いが、秋津野では個室を基本に整備した。
農家で代表取締役でもある木村則夫さんはこう語る。
「三段ベッドの合宿施設にはしたくなかった。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家に来た感じにしたかった」
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