創立70周年、銘木商のDNAを強みに 「天然木がつくる幸せの循環」を拡大

朝日ウッドテック 代表取締役社長 海堀哲也 氏

朝日ウッドテックは2022年9月、創立70周年を迎えた。10月に東京、11月には大阪で「WOODTEC 70th FAIR 2022」を開催。「天然木がつくる幸せの循環」をテーマに掲げ、暮らしに豊かさと幸せな時間を提供する新たな天然木商品を提案する。海堀哲也社長に70年の歩み、これからの展望を聞いた。

──直近の状況は。

朝日ウッドテック
代表取締役社長
海堀哲也 氏

フラッグシップ商品である無垢材挽き板フローリング「LiveNaturalプレミアム」を中心に、当社製品は大手住宅会社様からの採用比率が高いことが特徴です。

住宅資材全般の高騰が続く中で、住宅価格上昇の影響で住宅販売にブレーキがかかり、足元の新設住宅着工は伸び悩んでいます。2022年7月は、前年同月比5・4%減の7万2981戸で、3カ月連続の減少となりました。特に持家は、同14・1%減の2万2406戸で、8カ月連続で減少しています。こうした中で、当社の製品の出荷量は、前年に比べて横ばいで推移しています。急激な円安や価格高騰などによる景気の先行きの不透明感は大きく、難しい局面にあると認識しています。

一方で、リフォームは好調です。コロナ禍により、テレワークが普及し、家でより長い時間を過ごす方が増える中で、お家時間をより快適に豊かにしたいというニーズが高まっています。当社には、既存床に重ね貼りできる商品や、階下への高い防音性能を備えた商品などリフォームに適した天然木フロアのラインアップも充実しています。こうした商品を評価いただき、リフォームの販売実績は前年比で大きく増加しています。

高付加価値商品が市場から評価
収益力強化に成功

──2022年9月、創立70周年を迎えました。率直なご感想は。


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