21年の住宅着工、5年ぶりに増加

コロナ禍の落ち込みから浮上

2021年通年の新設住宅着工戸数が公表された。5年ぶりに増加に転じ、コロナ禍の落ち込みから浮上し回復傾向にあることが分かった。

国土交通省によると、2021年の新設住宅着工戸数は、85万6484戸で前年比5.0%増と、5年ぶりに増加した。持家が28万5575戸で同9.4%増と、昨年の減少から再びの増加に転じた。貸家は32万1376戸で同4.8%増と4年ぶりに増加した。分譲住宅は24万3944戸で同1.5%増と昨年の減少から再びの増加。このうち、一戸建住宅は14万1094戸で同7.9%増となったが、マンションは10万1292戸で同6.1%減と2年連続の減少となった。

新設住宅(戸数・前年比)

コロナ禍で在宅時間が増え、より快適な住環境を求めるニーズが高まった。また、テレワークに対応した住環境の必要性も出てきた。21年の新設住宅着工数が5年ぶりに増加に転じたことは、こうしたコロナ禍で生じた住宅へのニーズが数字として表れた結果と言えそうだ。


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