プライム ライフ テクノロジーズ、中長期計画を策定
2030年の売上高1兆2000億円に 町おこし事業者を目指す
パナソニックやトヨタ自動車の住宅部門などを統合したプライム ライフ テクノロジーズ(PLT)は中長期計画を策定した。主力の住宅請負事業の比重を減らしながら、まちづくりやリフォーム事業を推進。2030年で1兆2000億円の売上高を目指す。
同社はパナソニック ホームズ、トヨタホーム、ミサワホームの住宅3社と松村組、パナソニック建設エンジニアリングの建設部門を傘下に置き、今年1月に発足。新築請負と街づくり、ストック、建設、海外の5つの事業を推進している。連結売上高は2019年度で1兆180億円。この売上高を計画のゴールとなる30年に1兆2000億円とする目標を掲げた。目標を実現するため、同社は3つの基本戦略を示した。1つ目は新築請負事業偏重型からの脱却など事業ポートフォリオの変革。2つ目が現状の「BtoC」(消費者向け)市場から「BtoB」(企業向け)へシフトするなどビジネスモデルを変革する。3つ目は空き家や高齢化、都市再生など社会的課題の解決に取り組む。
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