パナソニック ホームズ 学研とコラボし、子育て住宅を進化
専門ノウハウ注ぎ、一歩進んだ提案を
パナソニック ホームズは学研ホールディングスとコラボレーションし、子育てをサポートする戸建住宅の提案を開始した。教育事業者のノウハウを注ぎ込むことで、従来よりも一歩進んだ提案を目指す。
パナソニック ホームズは学研ホールディングスとコラボレーションし、子育て世帯に向け戸建住宅NEW「KODOMOTTO(こどもっと)」を共同開発、発売を開始した。
同社では、2015年に初代「KODOMOTTO」を開発。2016年にはキッズデザイン賞で特別賞も受賞し、その取り組みに対する評価も高い。今回、教育事業者のノウハウも取り入れることでさらなる進化を目指し、学研ホールディングスとコラボレーション。「KODOMOTTO」をリニューアルした。
「学研とコラボレーションすることで、これまでになく楽しく子育てができる住宅が出来上がったのではないか」と、松下龍二 代表取締役社長。一方で、学研ホールディングスの宮原博昭 代表取締役社長も「今回の共同開発で新たに家庭まで事業を広げることができた」と、コラボレーションの意義を語る。
家中にボルダリング設備など搭載
初年度1000棟目指す
NEW「KODOMOTTO」では、「育ちの基盤」「育ちの意欲」「育ちの環境」といった3つの観点から、子育て支援の9つの住空間提案を行っている。
「育ちの基盤」では、子どものカラダと生活の基礎を育てるため、例えば、室内をボルダリングジムのようにした「わんぱくウォール&フロア」を提案。子どもの身体機能の育成を促す。また、籠り感のあるプライベート空間「ボクのワタシのひみつ基地」では、子どもが集中できる環境をつくることで、心の整理を促し、想像力を育む。
「育ちの意欲」では、家族が学び合い成長できる住空間を提案。広めのダイニングテーブルを設置した空間「Familyコワーキング」で、子どもは宿題を、親は仕事などの作業を一緒にできる暮らし方を実現する。
「育ちの環境」については、家族の好奇心を刺激する工夫を盛り込む。例えば、家族それぞれの趣味の物や、思い出の物、読んで欲しい本などをギャラリーのように見せながら収納するコーナー「かぞくのアーカイブ」を提案する。営業拠点として、神奈川県藤沢市の大規模スマートタウン「Fujisawa SST」内にモデルハウスを開設。2018年度中に全国で26棟のモデルハウスを展開し、初年度1000棟の販売を目指す。価格は延床面積38.67坪で、ZEH仕様・太陽光発電システム5.1kw・蓄電池5.6kw含む場合で、2877万円(標準本体価格・消費税別)。
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