プレゼンから見積、構造計算までをカバーするIT武装ツール「ALTA-Revolution」

株式会社コンピュータシステム研究所

ここまで進化したプレゼンシステム
住宅ビジネスに革命を

コンピュータシステム研究所の住宅プレゼンシステム「ALTA」は、CADの知識がない営業スタッフでも、手書きの間取り図から本格的なプラン作成が行えるツールだ。顧客との打ち合わせのなかで、リアルタイムで3Dのプランを作成し、さらにはVR画像まで自動で生成できるという点が高い評価を得ている。

こうした提案ツールの多くが、3DのCGやVRなどを作成するエンジンを外注化しているが、同社では全て自社のエンジンを活用している。だからこそ、顧客の要望をヒアリングしながら、その場でプランを修正し、修正結果をすぐに3D画像やVRで確認できるのだ。スピードと提案のクオリティ向上が求められる住宅営業の場面で、大きな力を発揮するのが「ALTA」というわけだ。

株式会社コンピュータシステム研究所
常務取締役 建築事業部 事業部長
佐々木 直樹 氏

この「ALTA」がさらに進化を遂げ、「ALTA-Revolution」とした生まれ変わった。手書きの図面から3Dプラン、VRの作成、積算・見積り、図面・伏図作成、そして構造計算までを一気通貫で行えるようになったのだ。意匠提案のためのツールが、とうとう構造設計の分野と融合したと言っていいだろう。

同社常務取締役の佐々木直樹 建築事業部事業部長は、「システム開発と提案、さらにはアフターサポートまで全て社内で行っている当社だからこそ実現できるツール」と語る。

手書きの間取り図が10数秒で3Dプランに
建具や設備はAIで自動配置

ALTAの大きな特徴のひとつが、専用の方眼紙に手書きの間取り図をフリーハンドで書くだけで、3Dのパース図が作成できてしまう点だ。手書きの間取り図をスマートフォンで撮影し、クラウドにアップするとAIが画像認識を行い、自動で3Dのパース図が完成してしまう。あらかじめ、自社の標準仕様やデザインを設定しておくことも可能だ。

完成した3Dのパース図には、「建具自動配置機能」によって、玄関の位置には玄関ドア、2階バルコニー側の窓には掃出し、ユニットバスの扉は折れ戸といった具合に、部屋に合った建具をAIが自動で識別して設置される。

また、ボタンひとつでトイレ、ユニットバスなどの住設機器から、リビングのテーブル・ソファーなどを自動配置する「設備自動配置機能」も搭載。

自動配置された建具や設備は簡単に変更することもでき、顧客のリクエストを聞きながらプランの精度を高めていくことができる。

VRで提案力がさらに向上
その場で修正箇所の確認も

顧客との打ち合わせで高めていった3DプランをVRで確認することも可能だ。360度の視点でプランを確認することができ、より完成後のイメージを把握しやすくなる。バーチャル住宅展示場制作システム「ALTA for VR」を利用すれば、3Dプロジェクターで部屋の壁や床にVR画像を投影し、そのなかで完成後の空間を疑似体験することも可能だ。また、「ALTA VR-mini」を使うと、4m×4mのスペースにVR空間を創り出し、そのスペースの中を自分の足で歩いたりすることもできる。

先述したように、VR画像を確認し、その場で顧客から修正した部分などを聞き、3Dプランで修正した後に、再びVR画像で確認するという作業も行える。これまでのプランニング作業とは全く異なる形で、臨場感があるリアルなVR画像によって、完成後に「イメージと違う」となるリスクを極小化することができるのだ。

3Dのパース図やVRなどをスマートフォンやパソコンなどで顧客と共有しながらリモートでの営業や打ち合わせを行うことも可能で、楽しみながら打ち合わせを進めることができる。

意匠と構造が融合
受注後の工程も大幅に効率化

「ALTA-Revolution」では、新自動伏図機能を搭載しており、基礎・床・小屋などの各伏図が自動生成され、より簡単に概算の木拾いができるようになった。これによって、受注できるかどうか分からない物件であっても、プレカットCADで時間をかけて入力することなく、簡単に見積りが提出できるようになる。

加えて、従来のスパン表に基づく伏図生成に加えて、梁成算定を行うことも可能だ。同社の木造建築物構造計算ソフト「KIZUKURI」のエンジンを利用することも可能になったもので、スパン表よりも正確に梁成を算出できる。

そして、「ALTA」と「KIZUKURI」が連動することで、梁成算定根拠や4号建築物でも保存が義務化された構造計算書等も一気通貫で出力できる。

これによって、意匠提案と構造設計がひとつのツール上で融合するのだ。

「ALTA-Revolution」を活用することで、設計担当者が手を煩わせることなく、営業担当者が構造計算書等の出力まで行える。あとは設計担当者が細かなチェックを行えば、建築工程へと進むことができるというわけだ。

プレゼンから見積り、構造チェックまで、ALTAですべてをカバー

手書きの間取り図が自動で3Dパースに図に

VRを用いて臨場感のあるプラン提案を可能に

プレゼン・見積り段階から構造計算を容易に

積算業務の効率化も図れる。作成したプランから、高精度の自動積算によって各部材の面積・数量を拾い出し、自社の積算根拠やロスなどを設定したオリジナルの積算計算式に基づき見積書を作成できる。

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