New   2026.7.3

NEXT STAGE、施工品質を競う第3回アワードを開催 全国の住宅事業者が真の現場力を試す場に

会社部門 最優秀賞は5社

 

住宅建築の品質向上を支援するNEXT STAGE(大阪府大阪市、小村直克代表取締役社長)は、「Japan Housing Quality Award 2025」の第3回となる建物部門及び会社部門の受賞企業を決定し、2026年6月10日に大阪府淀屋橋オービックホールにて表彰式を開催した。

職人不足や資材高騰など厳しい市場環境下でも、妥協のない誠実な現場施工・管理を貫く工務店や技術者の姿勢を広く社会に伝えるために開催。デザインなどの「設計品質」ではなく、図面通りの性能を現場で具現化する「施工品質(現場力)」にスポットライトを当て、誠実なつくり手が適切に評価される機会を創出することで、消費者が長く安心して暮らせる住まいづくりに貢献することを目指している。

アワードでは、住宅の寿命や耐震性、断熱性などの基本性能を大きく左右する「後戻りできない全10工程」を対象に審査。同社が認定する現場監査士が各社の施工基準に基づいて施工状況を確認し、100点満点から施工不備を引いていく「減点方式」で評価する。また、不備が発見された場合でも、それを隠さず確実にリカバリーして最善の状態へと改善したかまでを評価対象としている。2025年1月1日〜2026年3月31日の期間に実際に評価を行った。全国約70社150棟の建物を対象に実施。最高スコアは100点、平均スコアは88.33点。

エントリー物件が3棟以上の会社を対象とし、建物スコアの平均が高い「会社」を表彰する「会社部門」と、エントリー物件を1棟ごとに評価し、優秀な建物スコアを収めた「建物」を表彰する「建物部門」の2つの部門がある。会社部門 最優秀賞を受賞したのは、アーキホームライフ(ホームライフ)(京都府福知山市)、トーリンホーム(愛知県豊橋市)、中尾建設工業(愛知県安城市)、不動産SHOPナカジツ(愛知県岡崎市)、丸和建設(鹿児島県鹿児島市)の5社だ。

製造力=プロセスコントロール

アワードの会場には200人以上の関係者約が参加。基調講演では、小村社長と、識学の安藤広大代表取締役社長が登壇し、「自動で高い成果を作り上げるチーム作り」をテーマに議論を展開した。

小村社長は「製造力の高い企業とは、『再現性の高い仕組み』を持ち、特別な職人やベテラン監督に依存するのではなく、プロセスコントロールができる企業である」と定義。安藤社長は「競争環境が機能している状態は、組織の自動化に最も近い理想的な状態である。しかし、競争環境を起こすためには、競争の条件が明確で定量的である必要があり、曖昧な評価項目では真の競争は起きない」と警告した。

議論を経て「施工品質の向上には、カリスマ的な職人や監督の存在に頼るのではなく、管理職が『定量的な基準』をもとに現場を毎週評価・改善し、全員が組織の規律を遵守する『徹底されたプロセス管理の仕組み』をつくることが極めて重要である」と結論付けた。


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