New   2026.5.29

アトムリビンテック 耐荷重がアップしたソフトクローズ吊り車を開発

住宅、ホテル、店舗、高齢者向け施設などの幅広い用途に活用

 

内装材金物メーカーで、ソフトクローズ商品のパイオニア企業として引戸(間仕切り)市場をけん引してきたアトムリビンテックが、従来よりも耐荷重とメンテナンス性がアップしたソフトクローズ吊り車を開発した。

アトムリビンテックは、2026年春の新商品として上吊引戸システム「EM-A/EM-Hシリーズ」を発売した。耐荷重とメンテナンス性がアップしたことで、住宅だけでなく、ホテルや店舗、高齢者向け施設や児童施設といった幅広い用途に活用できる。

これまで同社のソフトクローズの主力商品はAFDシステム(耐荷重30㎏)とHRシステム(耐荷重40㎏)だったが、今回の「EM-A/EM-Hシリーズ」の発売によって、順次移行していく。

具体的には、AFDシステムはEM-A01システムに移行し、耐荷重は30㎏から35㎏にアップする。耐荷重だけでなくメンテナンス性も向上する。従来は吊り車のホルダーはネジで着脱する必要があったが、EM-A01システムはホルダー部にあるレバーを引くだけでユニットが物理的に押し出されるため、工具を使わずにワンアクションで着脱可能となる。ソフトクローズ作動距離は、約40~50㎜、約70~80㎜、約110~120㎜を用意。AFDシステムの利便性はそのままに、最大120㎜のロングストロークにも対応できる。

HRシステムもEM-H01システムに移行し、耐荷重が40㎏ から50㎏にアップする。従来はホルダーを交換するためにつまんで引っ張る動作が必要だったが、EM-H01システムもワンアクションで交換できるようになった。ソフトクローズ作動距離は、約40~50㎜、約70~80㎜を用意した。重量のある戸でもしっかりと制御し、高い操作性を実現する。

「EM-A/EM-Hシリーズ」は取り外しが簡単な設計にしたことで、施工後のメンテナンス効率の向上に寄与する。吊り車はAFDレールとHRレールに対応しており、従来の上レールをそのまま使用することができる。

耐荷重とメンテナンス性がアップした「EM-A01シリーズ」
工具を使わずワンアクションで吊り車のホルダーが着脱可能に

また、「EM-A/EM-Hシリーズ」はホルダーが共通のため、加工寸法、木口用カバーを共通で使用できる。木口用カバーのカラーバリエーションは6色をラインアップしている。

同社によると「EM-A/EM-Hシリーズの開発には約2年間かけた。これまで主力だったAFDシステムとHRシステムからの切り替えは、大きな仕様変更」だという。今後、建材メーカーやハウスメーカーなどに順次案内して切り替えを進めていく考えだ。

春の新作発表会では「EM-A/EM-Hシリーズ」のほか、内装ドアの下部に設置するペット用の出入り口「ペットくぐ~る3」も紹介した。従来品はフラップ式のみだったが、今回はフラップが中央で2つに折れる構造を採用。ペットが押し開ける際の衝撃を吸収し、通り抜ける際に尻尾の挟まりを防止する安全設計にした。またロック機構を搭載したため、ペットの出入りを抑制したい際に便利に使える。夏以降に発売予定だ。