「ゲリラ戦」の強み

 

本当に世の中を変えるものは、こういう場所から生まれるのではないか―。4月に大田区で開催されたプライムライフテクノロジーズ(PLT)ら主催による、ものづくりコンテスト「メーカーズコロシアム」を取材しながら、そう思った。

このコンテストではアイデアの優劣を問わず、「今までに試作してきたプロダクトが、いかに高い技術や独創性で実装されているのか」を競う。応募作品のプレゼンをすべて聞いたが、超小型のスマホスタンド、AIエンジニアによる細かな手作業ができるフィジカルAI、妻の要望に応えたという10分で出来るジェラートマシーンなど非常に多彩で個性的な作品ぞろいだった。共通するのは、自分が欲しいものを自分の手で自分のつくりたいようにつくる、という点だ。ほとんどの作品が本業とは別に副業あるいは完全な趣味としてつくられたもので、その「自発」の強さを感じた。何よりつくった本人たちが楽しそうだった。

妻の要望をきっかけに開発した10分で出来るジェラートメーカー。ワクチン輸送用の機器を中古で手に入れ、改造したという。開発者の新居さんは「約8年かけて妻の思いをかなえた」と満足気だった


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