住宅ローンの返済長期化が加速 変動型と固定期間選択型で「50年」が6割弱に
住宅ローン返済の長期化が急速に進んでいることが(独)住宅金融支援機構の調査で明らかになった。変動型と固定期間選択型では前年度比20ポイントを超える増加であり、6割弱に達している。
住宅価格高騰、地価上昇などを背景に住宅取得環境が悪化しつつあるなか、住宅ローンの返済の長期化が指摘されている。建設費や購入費が予算を上回った場合、予算内で取得するためには住宅を小さくしたり、建設場所を希望地よりも遠くにしたりといった対応が必要になるが、もう一つ、住宅ローンの返済期間を長くして月々の返済額を低く抑えるという選択肢がある。
先に(独)住宅金融支援機構がまとめた「2025年度 住宅ローン貸出動向調査」で、最長返済期間(当初借入時)が「50年」が大幅に増加、変動型や固定期間選択型では前年調査から20ポイント以上の増加となり、6割に迫る割合に高まったことが分かった。
同調査は、都市銀行・信託銀行、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、その他金融機関と幅広い業態の金融機関を対象としたもので、298機関から回答を得た(住宅ローンについては、【フラット35】(買取型・保証型)は含まない)。

同調査によると、住宅ローンの最長返済期間(当初借入時)は、いずれの金利タイプも2024年度は「40年」が4~5割と最も多かったが、2025年度は「50年」が最も多くなった。
金利タイプごとに「50年」の割合の推移をみると、変動型は、2024年度の33.8%から2025年度は57.5%へ、前年度比23.7ポイントもの増加。固定期間選択型は同33.6%から55.2%へ、同21.6ポイント増と、ともに1.2倍を超える増加となった。これらに比べて全期間固定型は伸び率は低いものの、21.9%から34.0%へ、同12.1ポイント増である。
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