半径200m圏内で遊休物件を掘り起こし再生
ワカヤマヤモリ舎②
エリアの価値を高めるまち歩きのイベントも
手づくりで予算もほぼかけずにあるものを上手に使う
和歌山県和歌山市新通でエリアマネジメント会社ワカヤマヤモリ舎を運営する宮原崇さん麻里さん夫妻。周辺の遊休物件の新たなニーズを掘り起こし蘇らせている。半径200m圏内に直接関わった物件が複数生まれた。「この辺りの空き物件の情報発信や活用の相談、物件と事業者のマッチングをしています」と崇さん。

すぐ近くの角地の「コバト・パーラー」は、パニーニが人気の素敵なカフェだ。雨漏りがしていて老朽化しており、持ち主が壊して駐車場にする予定だった。これを宮原さんが説得。補修を手掛け、オーナーから借り受け転貸する形で蘇らせた。小規模事業者補助金50万円も使いリノベーションした。費用は家賃の中から回収する。

川沿いのもともと風呂無しの共同アパートは、オーナーから活用を相談され「シェアハウス希望荘」に改修した。外観は昔の雰囲気をそのままに残した。現在7部屋がすべて埋まっている。「Guesthouse RICO」(㊿で紹介)で働くスタッフも暮らしている。
元砂糖問屋だった倉庫は、リノベーションして完全予約制のレストラン「窓話(そうわ)」として蘇えらせ、仲介も手掛けた。
元事業所兼住居をリノベーションして生まれたのは、公園そばのコーヒー&フラワー「balder coffee/bois de gui」。窓が大きく外には公園の緑も広がり開放的なカフェと生花店になっている。
同じく元事業所兼住居を改修した「三木町発酵ビルヂング」には、甘酒スタンド「アマゴト」、サンドイッチ専門店「SANDO」、味噌汁が主役の定食を提供する「hill」と、すべて発酵をテーマにしたお店が同居する。
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