「平年」という言葉が無意味に

7月14~16日に東北地方に梅雨前線が停滞し、秋田県の複数の地点で24時間降水量が観測史上一位を更新するなど、東北地方北部を中心に大雨となった。さらに18~19日にかけても前線活動が活発化、岩手県や秋田県で日降水量が100㎜を超える大雨となった地域があった。この豪雨により、岩手・秋田の両県における住家被害は全壊2棟、半壊2棟、床上浸水824棟、床下浸水479棟、一部損壊4棟の合計1311に及んでいる(7月25日現在)。また、断水は最大約1万840カ所、停電は最大約900戸に達した。国は激甚災害に指定する見込みで、国土交通省は災害査定官を秋田県に派遣、災害緊急調査を実施する。

気候変動による自然災害が深刻さを増す(写真はイメージ)


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