2023.7.31

ジャパン建材、「第44回ジャパン建材フェア」を開催

サステナビリティ関連の展示に注力

ジャパン建材は「第44回ジャパン建材フェア」を8月24日・25日に東京ビッグサイトで開催する。サステナビリティに重点を置き、環境貢献、リフォーム・リノベーションなど多彩な展示やセミナーなどを行う。

住宅建材総合展示即売会である「ジャパン建材フェア」。第44回のテーマは昨年と同じ「ROAD to 2030 つなぐ今 つなげる未来」だが、その言葉が持つ意味は大きく異なる。前回は「コロナ禍による分断をつなぎ直す」という意味であったが、今回は「過去から引き継がれてきたもの、絆や伝統、そして住宅をよりよいかたちで未来に繋げていくこと」(推進グループ営業推進部 藤田英史部長)を展示テーマとし、副題としてサステナビリティを掲げている。

特に、ジャパン建材のブースでは、環境貢献、リフォーム・リノベーション、非住宅関連の3つを柱に展示、来場者の関心を促す。

1万3000名を動員目標に
サステナブルへの提案を強化

まず、会場入り口に環境についてのブースを設け、森林破壊や違法伐採などが地球温暖化に与える影響など、来場者に現状の環境問題への気づきを促す。そのまま、同社の合板木材のプライベートブランド「J-GREEN」のブースへと続け、植林などの取り組みを、視覚を通じて分かりやすく展示する。「J-GREEN」についての取り組みを知らない層に対して、木材が環境へ与える影響や、同ブランドの商品を使うメリットを訴求する。

中央に位置するJK BASEでは、高性能リフォーム・リノベーションの事例や施工方法を紹介。資産価値の向上につながるような住宅の建て方の普及を図る。併せて、顧客の理想の暮らし方を実現するリフォームの仕方についても提案する。さらに、非住宅ゾーンでは、来場する販売店や工務店に向け、新しい事務所や倉庫の在り方を提案する商材を取り揃え、働きやすい事務所や光熱費のかからない倉庫のなどを提案していく。

新築住宅に関しては、ZEH+サポートセンターのコーナーにおいて高性能住宅のパッケージの提案なども行う。6月に東北で開催したフェアでも、ZEHに対する来場者の関心の高さに変化を感じているそうで、改めて提案に力を入れる。省エネ表示制度に対応した光熱費の計算など、新しい機能も披露する。

会場奥のメインステージでは、JK BASEの展示内容に沿って「リフォーム・リノベーション」や「サステナビリティ」などをテーマにしたセミナーを開催する。

また、例年人気を博しているリーズナブルな価格の商品を取りそろえた「特価市場」や、ジャパン建材のプライベートブランド「Bulls」の商品を展示販売する「Bulls park」も設ける。今年はキッチンカーの出店も行い、より楽しめる展示会を心がけたという。

「コロナ禍の休止期間を経て、リアル開催2年目となる今年は、昨年に増してフェアの真価が問われる」(藤田部長)と、動員目標1万3000人を目指している。