パナソニック ホームズ、25年売上高4207億円へ 多層階をさらに強化
グループ3社が連携し買取再販でストック事業も拡大
新・中期事業戦略を発表。2025年の売上高4207億円、営業利益率5.1%を目指す。多層階で特建事業をさらに強化し、ストック分野では買取再販事業を拡大させる。また創業60周年を記念した戸建・賃貸の新商品も発売した。
新・中期事業戦略を発表した。直近3カ年の経営実績は、新型コロナの感染拡大、資材高騰、物価高など市況の影響を受けたが、売上・利益ともに着実に伸長。2022年の売上は3761億円と、コロナ前の2019年の水準まで回復。22年の営業利益は前年比44%増の126億円と、19年の約50億円と比較して大幅増となった。
環境への貢献、脱炭素化の取り組みを加速し、22年度、ZEHビルダー評価制度で最高ランクの6つ星となる戸建ZEH化率78%を達成。19年度の52%から飛躍的に高めている。また、集合住宅3階建で、耐震等級3を誇る“制振重鉄ハイブリッド構造”を展開、万一の地震による建て替えや補修を最長35年保証する「地震あんしん保証」にも対応する。さらに同社の強みである「多層階」を拡大、住宅だけでなく非住宅にも展開し、店舗併用マンションや宿泊用途のビルなどの受注も好調で、22年までに累計5200棟となった。加えて、「吹田サスティナブルタウン」はじめ、「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」、「横浜コネクトスクエアみなとみらい」など、「街づくり」の事業も順調に拡大した。
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