取り壊して駐車場になる予定だった明治11年建築の元薬問屋をリノベ 宿泊もできるイベントスペースに

故郷・佐賀県唐津市に帰郷し泊まったのが古民家を使ったゲストハウス「CALALI」。この宿を紹介してくださったのは建築士の菊池郁夫さん。古民家再生のプロジェクト「特定非営利活動法人からつヘリテージ機構」理事長でもある。

入り口すぐの土間と広間の間に座る徳永明寛さん。奥右手に階段があり2階はイベントスペースになっている

「CALALI」は旧城下町の江川町にある。明治11年(1878年)に建った元薬問屋だったところ。外観は木造の古民家で、入口には昔のスクーターがディスプレイされている。看板はほとんど目立たない。引き戸を開けると広い土間になっていて、左手にカウンター越しの厨房が見える。土間からは広々とした畳敷きの広間に繋がっている。テーブルが4つあり、そこでお茶が飲めるようになっている。奥には書籍や小物がディスプレイされている。その横に階段があり2階の広間に繋がり、そこはイベントスペースになっている。カフェの広間の隣には和室があり、そこで泊まれるようになっている。廊下の先は優雅な灯篭のある日本庭園となっている。庭はときにステージにもなる。家屋の敷地は約800坪ある。


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