2022.10.27

LIXIL TEPCO スマートパートナーズ、「建て得」に省エネ基準対応の新シリーズ登場

負担額を抑えて太陽光発電の普及を目指す

改正省エネ法に対応した「建て得」の新シリーズ「建て得スマイル」の提供を開始した。政府の取り組みやビルダーの声を反映したサービスの拡充で太陽光設置住宅の普及を図る。

LIXIL TEPCO スマートパートナーズ(柏木秀代表取締役社長、東京都江東区)は、ZEH普及促進を目的に設立した会社で、太陽光設置費無料サービス「建て得」を展開している。

「建て得」は、住宅の新築や改修に際して指定のLIXIL商品を採用した人に対して、LIXIL TEPCO スマートパートナーズが太陽光発電システムを割賦販売し、10年間の余剰売電収入を得る代わりに毎月の割賦支払いに充てることで、少ない初期負担で太陽光発電を導入できるサービス。最大の特徴は、追加の電気利用料を払わずに昼間の発電電力を使える点だ。ZEHを普及させるためにも、0円で電力を使い放題にすることにはこだわりを持っている。「高性能な住宅を建てようとすると、建材費などは高くなる。しかし、サービスによって電気代が安く済み、月々の負担額の差があまりなくなれば、高性能住宅が選択肢に入りやすくなる。住宅の購入は一生に一度の大きな買い物であることが多い。せっかくなら長く快適な暮らしができる高性能住宅を選んでほしい」(柏木社長)。

様々な条件に対応できるプランを
目標は年間1万棟に太陽光設置

様々な屋根や住宅の状況に対応できるよう、シリーズのラインアップも強化してきた。例えば、蓄電池と合わせて設置する「建て得でんち」や、都市部などで屋根の大きさが足りない場合にも、Nearly ZEHの基準でサービスを受けられる「建て得ライフ」のシリーズも、ビルダーからの強い要望でプラン化した。

サービス開始から4年以上が経過し、シリーズ累計は1万5000棟を突破するなか、このほど新サービスとして、建築物省エネ法改正にも対応した「建て得スマイル」を発表した。

これまでのプランは、ZEH仕様の住宅向けのサービスとして展開してきたが、新プラン「建て得スマイル」は、ZEH、Nearly ZEHに加え、省エネ基準適合住宅にまで対象を拡大した。もともと国策を後押しするために始めたサービスであり、省エネ基準適合住宅の普及拡大をより盛り上げていくために、今回プランを打ち出した。様々な理由でZEHに対応する住宅を建てられない施主からのニーズも見込む。

太陽光パネルは最大17kWまで載せることが可能、10kW未満は工事費一律で載せ放題となるため、屋根面積を大きくとれる郊外の住宅に多く載せるなどの工夫をすることで、東京都の太陽光発電設置義務化についても、基準を達成しやすくなる。

今後について、柏木社長は「年間1万棟を目標に、引き続き尽力していきたい」と、さらなる太陽光発電の普及に意気込む。石炭や液化天然ガス(LNG)などの輸入価格高騰を受け、電気代は値上がりを続けている。サービス利用の対象が広がることで、住宅向け太陽光の市場拡大が進みそうだ。