空き家は相続から3年が勝負
2021年4月、民法・不動産登記法が改正された。2年以内に施行され、不動産を取得した相続人に、その取得を知った日から3年以内に所有権移転登記を行うことが義務化される。正当な理由のない申告漏れには10万円以下の過料が科される。空き家問題解消を促す一つのきっかけになると期待されている。
ただし、中古住宅買取再生事業を展開するカチタスが、日本全国の空き家所有者1000人を対象に実施した「第2回 空き家所有者に関する全国動向調査(2022年7月)」によると、相続登記義務化の認知は、2021年8月に実施した第1回調査結果から+8ポイント上昇したものの31.2%にとどまり、約7割弱は制度を知らない結果となった。制度施行時に取るべき対策を検討していない層は約4割弱存在する。
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