【新しい住宅建築方式 3】VUILD [Nesting]

未来を開く切り札となるか? 新しい住宅建築方式

デジタルテクノロジーで建築産業を民主化
誰もが使える生産、流通、設計基盤を構築

建築テック系スタートアップのVUILD(ヴィルド)は、デジタルテクノロジーで、建築産業を民主化し、誰もが自分の力で建築物をつくることができる世界の実現を目指す。2022年春に、デジタル家づくりプラットフォーム「Nesting」のサービス提供を開始する。2023年までに100棟の住宅を建設する計画だ。


2017年11月に創業したVUILD(神奈川県川崎市、秋吉浩気 代表取締役)は、「建築の民主化」を実現するために、生産基盤の構築から地道に取り組んできた。

これまで、国内におけるデジタルファブリケーションのプラットフォームを構築するため、製材業者や工務店などに3D木材加工機「ShopBot」を販売し、2022年2月現在で、全国100カ所以上に製造拠点のネットワークを広げている。

「ShopBot」は、いわば3Dプリンターの木材版のようなアメリカ生まれの加工機。本体価格は300万円から。本体サイズによって変動するが、大きいもので3660㎜×1520㎜のサイズまで加工できるという特徴を持つ。

また、次に流通基盤の構築に取り組み、「ShopBot」導入済の製造拠点で分散加工できる流通プラットフォーム「EMARF」の開発を進めてきた。住宅などのパーツのデータ情報をつくり、「EMARF」を介してクラウド上でそのデータを送信すれば、「ShopBot」で同じものを製造できるようにしている。この分散型ネットワークを利用することで製造工程をデジタル化していくことができる。

「まれびとの家」がグッドデザイン賞金賞

2020年のグッドデザイン賞で金賞を受賞した「まれびとの家」

3D木材加工機「ShopBot」と、流通プラットフォーム「EMARF」の仕組みを活用し、地域産材を使い、地域内で完結する新しい建築方式で、実際に建築物の建設も行った。


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