建材 |  2020.7.3

UR都市機構、ナオス・テック 厚さ0.2mmの床改修用シートを開発

施工音低減、廃材抑制に寄与

都市再生機構とナオス・テックは、厚さ0.2mmのシートを用いた「フローリング用床張りシート施工方法」を開発した。施工音の低減、工期短縮など、様々なメリットをもたらす新工法として普及拡大を目指す。


厚さ0.2㎜のフローリング改修用シート。デザイン性、質感にもこだわった

これまでにも既存のフローリングの床の上から上張りするリフォーム工法はあったが、木材を基材とした厚さ3㎜程の薄いフローリング材を用いるリフォームが主流となっている。この場合、張り直すという工程は省略できても、「扉などの部材と干渉しあう」、「各居室の段差を揃えるために余計な工事を行う必要がある」といった手間が生じるケースもあった。

切って張るだけの簡単施工を実現

対して今回、開発したシートの厚さはわずか0.2㎜。また、凸版印刷が開発したフローリング柄が印刷されたオレフィンシートを採用することで、優れた耐久性、耐水性を付与。デザイン性、仕上がりの質感にもこだわった。「材が薄くなったことで、他の部材と干渉しあうことがなくなり、隣接する居室などとの段差を気にすることなく、必要な箇所だけ効率的にリフォームできる」(UR都市機構)。

施工の基本工程は大きく、①「下地処理」、②「シート張り」、③「仕上げ」の3ステップに分かれる。

サンドペーパーを使用して床の凹凸や小さい傷を補修。深い傷などにはパテを充填し、ペーパーで平面にする。その後、各現場に合わせてカットしたシートを既存のフローリングの上に張り、シート接着後、既存の目地に沿ってカットし、目地入れを行い、施工完了となる。床だけでなく、玄関框や階段などにも施工できる。

既存のフローリングを撤去する工程がないため、廃材を出さずに工期の短縮、低コスト化にも寄与する。

床だけでなく、階段などにも施工できる

音の出る機材を使用しないため、騒音も発生せず、リフォームにより適した工法となっている。シートが破損した場合も、そのシートのみ張り替え可能で、簡単にメンテナンスを行える。

UR都市機構は、管理する賃貸物件において改修の内容に応じて、選択肢の一つとして、同工法が適切な箇所には積極的に採用していく考え。

また、「ストック社会への転換によるリフォームの増加が見込まれる中、建設業界の職人不足にも対応した有益な工法として、広く技術提供を行い、普及拡大を図っていきたい」としている。

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特集:

地に足のついた営業で一足先に受注回復へ

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言解除から3カ月が過ぎた。
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客との対面でのやりとりができなくなる中、住宅メーカー各社が緊急対応として取り入れたオンラインによる打ち合わせやVRなどの導入によるWebの強化策。
2ケタ台の落ち込みが相次ぐ7月に、一足早く前年対比を上回ったメーカーから見えてきたのは、地に足のついた営業姿勢だった。
一部では非対面での住宅営業が進むとの見方もある中、他よりも一足早く受注が回復したにメーカーでは、「地道に丁寧な営業を重ねた結果で、奇をてらった対応はしていない」と口をそろえる。

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