アイジー工業 売上高182億円で過去最高を更新 創業50周年に向け商品開発を加速
世界的工業デザイナーとコラボ
2017年度の業績は、金属サイディング、金属ルーフ、金属サンドイッチパネルの全商品部門で前年度に比べて売上高増を達成した。2020年の創業50周年に向け、世界的な工業デザイナーである奥山清行氏と共同でプロダクトデザインの強化など商品開発を加速させ、さらなる増収増益を目指す。
2017年度の市場環境は、新設住宅着工戸数が94万6000戸(前年度比2.9%減)と3年ぶりの減少となった反面、民間非居住建物着工床面積が4729万立方メートル(同4.3%増)と2年連続の増加となるなか、アイジー工業の2017年度の業績は、売上高が181億9378万円(前年度比9.4%増加)と過去最高を記録した。
利益面についても、主原料の高騰、物流コストの上昇などがあったが、3工場の増産と、生産性追求による原価低減などにより、営業利益は同19.1%増の8億6601万円、経常利益も同17.6%増の8億9713万円。当期純利益も同11.3%増の5億9703万円となった。
全商品部門で売上増 リフォーム市場でルーフが浸透
商品部門別に見ても全部門で増収を達成した。主力の金属サイディングについては、2017年6月に発売した新商品「SF-ビレクト」が売上増に大きく貢献した。SF-ビレクトは、断熱材を裏打する独自の技術を活用することで、鋼板表面を美しく仕上げることに成功し、金属横葺屋根のような意匠を忠実に再現した金属サイディング。
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