住まい百景 |  2018.5.9

住まい手自身が編集してつくり上げた「納得の家」

#01 東京都杉並区・吉川邸

 (text:佐藤可奈子 photo:渋谷南人)

  • 「足元をすっきり見せたい」とカウンターデスクを選択。正面の壁はご夫妻がDIY塗装した。床は黒パテされた節が気に入ったという『ヴィンテージ加工フローリング』

  • キッチンもtoolbox商品で造作。『レトロエイジタイル』が映える

  • ワークスペースは『フリーカット無垢材』や『棚受け金物』で造作

    30代の吉川さんご夫妻は、結婚を機に築43年のマンションをリノベーション。ご主人は独身時代にも中古マンションを購入しており、「小さな部屋だったので、内装屋さんと一緒に素材を選んでリノベーションしました。その過程がすごく楽しくて。今回は、仕上げもパーツも設備機器も自分たちで選び、間取りも自分たちで考えました」(ご主人)。

    LDKの床は当初、別のものを予定していたが、toolboxの『ヴィンテージ加工フローリング』を気に入り変更。「コストは上がりましたが、広い面積を占める部分なので、好きなものにして良かったです」と奥様。ワークスペースは、自分たちに使いやすいサイズ感を割り出して、カウンターデスクと棚を造作してもらった。キッチンは、好みのガスコンロとタイル壁にすることを優先し、本体はフレームにシンク付きの天板を載せただけの簡素な造りに。使い勝手に合わせた収納アレンジがしやすく気に入っているという。「素材も間取りも自分たちで決めるのは予算の折り合いをつけるのが大変でしたが、その分、納得のいく家ができました」とご主人。好きな素材でつくることだけでなく、空間づくりに主体的に携わったことが、住まいへの満足度につながっているようだ。

    ※こちらの事例はtoolboxウェブサイトの「事例 Pin-up」コーナーでも紹介されています。

    toolboxロゴ
    「自分の空間を編集するための“道具箱”」をコンセプトに、内装建材や家具パーツ、住宅設備を販売するネットショップ
    www.r-toolbox.jp

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    ハウジング・トリビューン Vol.602(2020年13号)

    特集:

    エリアマネジメントが鍵に

    新型コロナ禍で広がったテレワーク。
    このテレワークが住まい手の居住するエリアの昼間人口を押し上げ、“地元”に目を向ける動きが出ている。完全テレワークとなれば、通勤を意識せず、好きな場所で暮らすというケースも増えるが、それはまだまだ先の話だ。
    ただ、確実にテレワークを業務形態の一部として組み込む企業は増加。
    テレワークをすると、“地元”への滞在時間が長くなるというのは今回のコロナで実証済みだ。
    一方で、ランチ難民などの言葉も生まれた。
    エリアマネジメントを通じて、“地元”を活性化する、街づくりのヒントを探る。

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