JBN、工務店評価制度の申請受付を開始 施工能力を見える化
Housing Tribune Weekly vol.619
(一社)JBN・全国工務店協会は、工務店評価制度の評価実施機関として申請受け付けを開始した。工務店評価、自社の施工能力等を見える化し、公表、発信することで、受注機会の拡大、高齢化する建設業界において若手層の入職の増加につなげていきたい考えだ。また、地域で継続して人材の育成や地域貢献に取り組む良好な工務店を選ぶための、消費者の指標となることなども期待する。
工務店評価制度は、建設技能者の技能・経験を客観的に評価し処遇改善につなげるため、国土交通省が業界団体と一丸となり推進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の仕組みを活用して実施するもの。国土交通省が定める「専門工事企業の施工能力等の見える化評価制度」に基づき、CCUSに登録・蓄積される情報や、建設技能者の能力評価を活用し、専門工事企業の施工能力等を「見える化」する。能力評価に関する告示等に基づき、評価制度を実施しようとする専門工事業団体等が施工能力等の見える化評価基準を策定し、国土交通大臣が認定。評価基準を策定した評価実施機関が、認定された評価基準に基づき、評価を実施する。現在、「建築大工(工務店)」をはじめ、「基礎ぐい」、「切断穿孔」、「機械土工」、「鉄筋」、「とび・大工」、「土工」、「左官」、「PC工事」などの9職種で見える化評価基準が認定されている。国土交通省は、「CCUS」、「建設技能者の能力評価制度」、「見えるか化評価制度」は「三位一体」であり、それぞれの普及を進め相乗効果により、建設技能者の処遇を改善し、建設業の担い手を確保していく、とする。
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