「タイパ」「コスパ」を隠れ蓑にしてはいけない
「1Rや1Kで生活していると人間狂わない?」。先日、X(旧ツイッター)でこのような投稿が反響を呼んでいた。11㎡のワンルームに4年間住んでいた私は、とても共感した。洗濯物を干せば生活空間の半分が埋まり、キッチンは洗面台兼用で自炊できるスペースがなく、素うどんや卵かけご飯ばかり食べていた。今年、広さを最優先に転居したところ、以前より家事ができるようになり自己肯定感も向上した。気付かないところで心身の健康が失われていたのだろうと思う。

食育白書では、「食生活よりも仕事や趣味が忙しい」と答える若年層が多いと紹介されていたが、その一因は住環境にもあるのではと思う。効率化され暮らしの豊かさが削られた結果、浮いた時間やお金が趣味に充てられているのではないか。
あるインテリアメーカーの担当者は、住環境が20年前に戻っているとして「がっかり、業界の努力は何だったのか」とこぼした。特に都市部の狭小賃貸については、「それで満足してはいけない」と話す。かつて国は、健康で文化的な生活の目安として単身者の居住面積を「25㎡」と定めていたが、先の「住生活基本計画」で削除された。これにより、生活の質が下がるような住まいが広がらないか不安がある。身の丈に合った小さな住まいの選択は否定しないが、「小さな家」と「生活の質を損なうほど狭い家」は違う。
この記事はプレミアム会員限定記事です
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。
料金・詳細はこちら
新規会員登録
無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります
アカウントをお持ちの方
ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。
住まいの最新ニュース
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
イベント
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
ジャパンホームシールド、地盤補強工法の選定と不同沈下対策を解説するウェビナーを開催
2026.07.16
-
ハウスジーメン、工務店の新築依存脱却に向けた「中古×リノベ」ビジネス解説セミナーを開催
2026.07.10
-
NEXT STAGE、初期20年保証の運用と品質管理を解説するセミナーを開催
2026.07.09







