New   2026.4.27

住まいって何だろう?

 

今号はハウジング・トリビューン創刊40周年記念号だ。40年という歴史の重みに改めて背筋が伸びる思いがする。私自身は2012年から住宅専門誌の記者としてこの業界を取材してきた。

近年取材をしていて痛感するのは、いわゆる「普通の家」の選択肢がいかに少ないかということだ。2022年頃からインフレと金利上昇が重なり、住宅価格は急騰している。一方で世帯収入は1990年代後半をピークに30年近く伸び悩み、都市部を中心に「住宅が高すぎて買えない、借りられない」という状況が顕在化した。

住宅業界は「新築至上主義」から「ストック循環型」へと、いよいよ本格的な変革期に突入した

こうした中、50年の超長期ローンやペアローンが急速に普及している状況には危惧を覚えざるを得ない。融資枠を拡大して「より多く借りられる」ようにする施策は、抜本的な解決にはなっていないのではないか。結果として将来苦境に立たされるのは、ローンを組んだ買い手だ。ペアローンに至っては、不測の事態が起きた際に「破産すらできない」というリスクも潜んでいる。


この記事はプレミアム会員限定記事です

プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。
料金・詳細はこちら

新規会員登録

無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。