ストック市場横ばいの壁を越えられるか
新築市場が縮小する中、既存住宅流通、リフォームの拡大が叫ばれて久しいが、長年市場は横ばいで推移する。国は新たな住生活基本計画の中で、ストック循環システムの構築に本腰を入れる姿勢を示す。今度こそ市場横ばいの壁を越えられるか。そのヒントは先駆者の取り組みに学ぶことができる。

ング空間を創出した
スクラップ&ビルドからの脱却と、二次流通時に顧客に債務を残さない「資産価値の維持」に取り組むのは、増木工務店だ。「土を残し、緑を植える」を掲げ、建物単体ではなく環境を含めた価値向上を重視。さらに、構造と内装を分けるスケルトン&インフィルや高性能化の徹底により、将来的な間取り変更の自由度と建物価値を担保し、住まい手が変わっても価値が継承されるまちづくりを実践している。
ヤモリは、空き家を新たな投資対象へと変える「不動産の民主化」を推進。耐用年数超過により融資が困難で、個人では投資回収が難しい空き家の課題に対して、独自の投資家コミュニティや管理システムから得た膨大なデータを基にAIで需要を分析し、「アフォーダブル住宅」として提供することで安定収益を実現している。
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