空き家活用で街を元気にする
自宅の近所に絵に描いたような団地がある。県の住宅供給公社が1980年代初頭に開発、中層の集合住宅とテラスハウスで総戸数は1000戸を超える。
この団地で空き家が急速に増加している。道路に面したテラスハウスには、何年も手入れされず草が生い茂った物件が目立つ。集合住宅は高齢世帯ばかりが暮らし、エレベーターがついていないため上階はほぼ空き家となっているそうだ。

団地中央にあったスーパーマーケットが閉鎖されたのは20年以上前で、何軒か点在していた個人商店もほぼなくなった。その人口減少に反比例するように周辺の開発は進んだ。30年ほど前、最寄り駅から徒歩10分の団地までの間は田畑がほとんどであったが、今ではほぼマンション、戸建分譲、賃貸アパートで埋まっている。バブル期など都心のドーナツ化が進むなか、通勤圏として人口流入もあって、周辺の開発は進んだが、住宅ストックの新陳代謝は行われなかった。
こんな団地は全国に山ほどあるのだろう。空き家の増加は、地域の衰退が一つの形として現れたものと言える。
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