内閣府「高齢社会白書」:新時代の高齢者の姿が浮き彫りに
貯蓄高・持家率が高く、経済的に不安がない暮らし
人生100年時代を迎え、高齢者の姿は従前のイメージと大きく異なってきている。
65歳以上人口は3624万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は29.3%と3割に迫ろうとしている。
2024年の労働力人口は6957万人であったが、そのうち65~69歳は400万人、70歳以上は546万人であり、労働力人口比率も65~69歳が54.9%、70~74歳が35.6%と、いずれも上昇傾向だ。65歳以上の就業者数及び就業率も上昇し、特に65歳以上の就業者数は21年連続で前年を上回っている。就業状況を男女別に見ると、男性の就業者の割合は60~64歳で84.0%、65~69歳で62.8%となっており、65歳を過ぎても多くの人が就業している。女性は60~64歳が65.0%、65~69歳が44.7%だ。
住宅・建築業界だけでなく、様々な業界で高齢化が課題になっているが、裏を返せば、65歳を超えてもまだまだ働きたい人、働ける人が多いということであろう。現在収入がある仕事をしている60歳以上の人のうち約3割は「働けるうちはいつまでも」働きたいと考えており、70歳くらいまで、またはそれ以上との回答をあわせると約8割の人が高齢期にも高い就業意欲を持っている。

世帯主が64歳以上の貯蓄高は全世帯の1.4倍に
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