改装して蘇った中埜半六の旧邸宅
和風の空間にフレンチレストラン 食品リサイクル会社の取り組みから発展
愛知県半田市中村町にあるフレンチレストラン「HANROK」。知多半島の恵まれた食材をふんだんに使った見た目も味わいも豊かな料理が素材の紹介とともにテーブルに運ばれる。落ち着いた和風の空間の中で贅沢な味覚と時間を楽しめる。店舗は明治22年(1889年)建築といわれる海運業・醸造業で財を築き地元に貢献した中埜半六家の旧邸宅。登録有形文化財(建造物)に指定されている。
お店を経営するのはアグメント代表取締役の今津悠見さん。建物は取り壊されようとしたものを市民ボランティア活動からNPO半六コラボが作られて管理維持され保存されたもの。邸宅の1階をNPOから借りてフレンチレストランが生まれた。
アグメントは愛知県知多郡阿久比町にある。事業は汚水処理施設の清掃・維持管理、浄化槽の設置・維持管理清掃を始め、一般廃棄物収集や産業廃棄物の運搬処分、食品廃棄物リサイクル、堆肥製造販売、ペレット燃料の製造販売などを手掛ける。今津悠見さんの父・今津哲次さん(現会長)が1985年に創業。2015年今津悠見さんが現社長に就任。会社は社員、パート、派遣を含め50名。搬送、工事用など車50台を所有する。
会社には食品リサイクル工場がある。弁当店、食品スーパー、工場内のレストランなどから出る食品残渣を堆肥にしている。そんなことから愛知県資源循環推進課資源循環グループから休耕地を活用したゼロエミッションの話がのぼり賛同し7haを借り受け、堆肥を入れて循環型の農業を実践。蕎麦栽培が始まった。
「景観にふさわしい美しいものをと蕎麦の花を咲かせ蕎麦の収穫祭を行いました。そこから蕎麦を提供するレストランをしたいとなった。偶然、半六邸との出会いがあり、今のシェフとも知り合い、思いが一致して誕生しました」と今津さん。
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