2025.4.8

LIXIL、次世代キッチン「ULキッチン」を開発

“ウルトラライト” で時代の変化に対応

 

ニーズの変化、社会変化を踏まえた次世代のキッチンを開発した。これまでのボックス取付けではない「新取付方式」を開発、省施工に大きく寄与する。

LIXILが新たなコンセプトの次世代キッチン「ULキッチン」を4月1日に発売する。キッチンを構成する「デザイン」、「セレクト」、「スペック」の3要素を見直し、最適・最小化することで、誰もが気軽に扱うことができるキッチンを実現した。「UL」はUltra Light(ウルトラ・ライト)の略である。

「デザイン」は、次世代のエンドユーザーに向けた意匠を目指した。小世帯化が進み共働き世帯が増加するなか、時短や効率化を重視するニーズが高まっている。また、消費行動において「自分流」や「こだわり」といったキーワードが重視される。こうしたなか必要十分な機能、必要量にあわせた収納、時間をかけずに選べるキッチンを目指した。意匠的な凹凸をなくしたフロートキッチンで、装飾要素をなくしたスクエアシンク、意匠性と機能を両立したフラップタイプ吊戸棚など、ミニマルを極めたアイテムをラインアップする。また、開発にインテリア家具のデザイナーも入れ、インテリアの要素を盛り込んだデザインとなっている。

「新取付方法」で省施工、配送効率をアップ

「セレクト」では、誰でもわかりやすく商品選びができることを目指し、売れ筋のおすすめ商品を厳選し、シンプルなワンプライス設定とした。例えば、同社の水栓金具の現行品カタログ設定数は約30種であるが、出荷数をみるとわずか6種で全体の約80%を占めているという。出荷データを踏まえ、水栓金具や換気フードなどの商品を厳選したことでこれまで15分程度かかっていた見積もり時間を5分に短縮できたという。間口サイズ210~255㎝の4種、10種のカラーを設定するが、どれを選んでも上代価格125万円である。


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