自宅でもっと気軽に商いを

自宅でもっと気軽に商いがしたい、そんな理想の暮らし方を実現する人、サポートする賃貸住宅などが注目を集めている。

(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主宰する「第41回住まいのリフォームコンクール」で、国土交通大臣賞を受賞したのは、「瀬戸 2棟の空家改修」(愛知県瀬戸市)。東京から郷里に近い地域にUターンを決めた30代夫婦と幼い子供の世帯は、住宅地から少し離れた場所に建つ2棟の空き家を見つけ購入、リノベーションを行った。夫は設計事務所を開業し、妻は自宅で働きつつ共に子育てをすることを希望した。そこで、家族が快適に住むことができる「私」の空間を確保したうえで、建物の一部を半屋外空間にすることで「共」の空間として開放。さらに、カフェや事務所、貸しアトリエとして活用する「公」の空間も設け、他者と様々な関わり方ができるように工夫した。移住に伴うコミュニティからの孤立を回避しようという狙いもあった。その狙い通り、町で出会った人たちがしばしば訪ねてくるという地域に開かれた暮らしを実現できているという。

東京都調布市で建設が進む「なりわい居住」をコンセプトとした賃貸住宅「meedo」のイメージ画像


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