まちの魅力創出、住宅団地再生の担い手は住民 地域再生法改正で団地再生に強力な追い風

まちづくりの新たな潮流:大和ハウス工業 リブネスタウンプロジェクト

大和ハウス工業が戸建住宅団地「ネオポリス」を再耕するためにスタートした「リブネスタウンプロジェクト」。
まちの魅力創出へ住民主体の取り組みが各住宅団地で進む。地域再生法改正の追い風も受けて次のステージに入ろうとしている。

大和ハウス工業は1962年から郊外型の戸建住宅団地「ネオポリス」を開発、全国に61カ所存在し、総開発面積は3151ha、総区画数は6万8696区画にのぼる。しかし、開発から50年以上が経過し、住民の高齢化が進み、世帯が減少。団地周辺の生活インフラ、交通インフラの維持も難しくなっている。こうした悪循環を断ち切り、住み続けられるまちづくりを目指して、同社は2021年4月、リブネスタウン事業推進部を発足させた。「まちを【つくった責任】として、ネオポリスを『再生』するのではなく、再び『耕す』ことで『新たなまちの魅力』を創出する」というスローガンのもと、その再耕事業「リブネスタウンプロジェクト」を進める。「まちの魅力を高める仕組み」と「世帯循環の仕組み」を共創し、「生きる感動が育めるまち」の実現を目指す。現在、全国61カ所のうち、8カ所で先行的にプロジェクトを推進。第7次中期経営計画の最終年の26年度までに2カ所増やす計画だ。

緑が丘・青山ネオポリスで、地域住民の交流を促す場として創出した「たかはしさんち」


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