経営再建を経て社長に就任 BESSブランドの強みを生かす第二創業期へ
アールシーコア社長 壽松木 康晴 氏
2024年6月、ログハウスなどの木造住宅ブランド「BESS(ベス)」を手がけるアールシーコアの新社長に壽松木(すずき)康晴氏が就任した。創業者二木浩三氏からトップを託された壽松木新社長に、再建の歩みや今後の事業展開について話を聞いた。
─業績低迷のなか財政面の立て直しを経て、社長に就任されましたが、以前、二木会長は「壽松木氏に出会えたことが幸運だった」と話されていました。
以前、新日本建物の社長だった時にリーマンショックが起こり、事業再生に奔走したことがあります。債権者集会を開くなど、大変な日々でしたが、それは同時に非常に貴重な経験でもありました。その経験を生かし、アールシーコアでは似たようなスキームで事業の立て直しを図りました。
私を採用するとき、二木会長はそこまでは多分ご存知なかったと思います。事業立て直しを経験した人は少なかったので、その意味ではお役に立てた、恩返しできたのかなとは思っています。
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