プレハブメーカーの木造シフト、何を強みに?
プレハブ住宅メーカー各社が進める、在来軸組工法の木造住宅シフトの動きが鮮明になってきている。
旭化成ホームズは、高断熱高気密木造戸建住宅の新ブランド「Asu-haus(アスハウス)」を立ち上げた。2024年5月10日から先行限定販売を開始し、6月1日には東京都日野市に宿泊体験にも対応するモデル棟をオープンする。断熱等級は最高等級7(UA値0.26W/㎡・K以下)を全邸標準とし、許容応力度計算による構造計算で、耐震等級3、耐風等級2を確保する。坪単価は135万円~。2年間のテスト販売の期間を経て本格的な事業化に移行するのかを検討する。川畑文俊社長は「鉄骨住宅であるヘーベルハウスの強みを生かして、人々の『いのち・くらし・人生』を支え続けるLONGLIFEを実現していく戦略は不変だが、将来、SDGsなどの流れがさらに進み、行政の補助金などが木造住宅に大きく振れた時に、当社の強みが発揮できないエリアが生じ棟数を減らす懸念がある。木造住宅の展開も検討していきたい」と話す。
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