住友林業、東京・田園調布に17番目、過去最大の老人ホーム
グループのノウハウを集結しソフト、ハード両面で差別化
東京・田園調布に介護付き老人ホーム「フランフォレスト田園調布」を開設した。グループの技術・ノウハウを集結し高級感、デザイン性を高めた。最新のICTも活用して安全・快適な生活をサポートする。
住友林業が全額出資する子会社で、有料老人ホーム及びデイサービスの事業を展開するスミリンフィルケア(福永匡 社長、東京都新宿区)が運営する。スミリンフィルケアは2004年に設立、2007年に住友林業グループの子会社となった。介護が必要な人向けの居室を中心に、1施設あたり約50室の中規模施設を運営。入居金は500万~1500万円、月額利用料20万~25万円が中心価格帯となる。
今回開設した「フランフォレスト田園調布」は、17番目の施設で、東急東横線多摩川駅から徒歩9分の場所に立地。RC造5階建、敷地面積1993.42㎡、延床面積3794.21㎡、居室数78部屋の過去最大規模の施設となる。「フランフォレスト田園調布」においても従来の施設同様、ソフト面のサービスの充実を売りにする。入居者一人ひとりに寄り添った独自のリハビリサービス「フォレストライフ」を提供。生活機能の維持・向上を図る「生活リハビリ」や、常駐の機能訓練指導員が一人ひとりに応じて提供する「個別リハビリ」、日々を楽しく過ごす「レクリエーション」を組み合わせたリハビリサービスで、介護職員だけでなく作業療法士、言語聴覚士などスタッフが一体となって入居者の状態やニーズに応え、「自分らしい暮らし」をサポートする。また、最先端のICTを活用して安全・快適な生活をサポート。全居室に介護用の離床・起き上がりセンサー「ライフリズムナビ+Dr」を設置し、要介護者の夜間徘徊や立ち上がり動作にともなうケガを未然に防ぐ。また服薬管理システムを導入し、誤薬や服薬忘れを防止する。

住友林業グループの技術・ノウハウを結集し、ハード面においても同社ならではの付加価値を創出した。2021年1月に住友林業グループとなったコーナン建設(原恭平 社長、大阪府大阪市)が施工を担当。豊富なRC造建築の施工管理ノウハウを生かし、高級感とデザイン性の高い施設を建築した。また、内装は住友林業クレスト(堀田一隆 社長、愛知県名古屋市)の木質床材を採用。溝が少ないフローリングを取り入れ、つまずきによる転倒を防ぐ。木の持つ弾力性が衝撃を吸収するため万が一転倒しても怪我の心配が少なく、安心して自宅のようにくつろげる空間を創出した。外構は住友林業緑化(神谷豊 社長、東京都中野区)が担当。周辺と調和する在来種を中心に選定し、生き物の棲み処となる巣箱や鳥が水を飲んだり、水浴びをするためのバードバスを設え動植物に配慮した緑地を創出した。
9月末時点で20人超の入居申し込みがあり、想定を上回るペースで申し込みがあるという。「好立地であることが支持されている。また、実際に施設を見学されて入居の決断をされる方が多い」(同社)。
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