動き出すかScope3のGHG排出量削減

三井不動産が、サプライチェーンに対して不動産協会が策定した「Scope3算定を行う建築工事発注事業者のための『建設時GHG排出量算定マニュアル』」を活用してGHG排出量の算出を行うことを義務化した。

カーボンニュートラルの実現に向けて、企業活動におけるGHG排出量削減の大きな課題となっているのがScope3に区分される分野からのGHG排出である。GHG排出量はScope1、2、3に分類され、Scope3は「事業者の活動に関連する他者の排出」を指す。住宅・建築分野で言えば川上側が資材や輸送、工事など、川下側が入居者やテナントなどによるGHG排出となる。三井不動産はグループ全体のGHG排出量の9割をこのScope3の排出量が占めるという。不動産業に関わらず、このScope3の排出量が全排出量のなかで大きな割合を占めており、カーボンニュートラルの実現に向けて、その排出量削減が大きな鍵と指摘される。

三井不動産がScope3のGHG排出量削減に向けた新たな取り組みを発表


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