「いかなる状況でも暗闇を生まない」シーリングライトによる防災照明から住まいの防災を考える
〝あかり〟から住まいの防災性能の向上に取り組むホタルクス。
同社は非常時でも暗闇を生まないための商品開発などを進めており、安全・安心な暮らしに貢献している。
ホタルクスは、1952年の日本電気ラジオ事業部における蛍光ランプの生産開始を起源としている。以来、70年の永きにわたって照明事業を営んできている。
同社が照明による安全・安心を強く意識したのが、1995年に発生した阪神淡路大震災だ。関西圏(滋賀県甲賀市)に工場を持つ同社の技術者が「照明で人々の役に立てないか」という想いのもと、残光蛍光ランプ「ホタルック」を開発。ホタルックは蛍光体に残光塗料を重ね塗りすることで、照明を消してもしばらくの間ほのかに周りを照らし、生活に安全・安心の付加価値を提供している。「単純に光らせるだけでなく、少ないあかりで視認性を確保する必要があったため、どのように残光させるかに苦労した」(同社)という。
そして、2011年に発生した東日本大震災を契機にLED化の動きが加速。同社らしさを追求するために、2013年には家庭用LEDシーリングにも「ホタルック機能」を搭載した。
「ホタルック」のブルーグリーンのほのかなあかりが、普段の消灯時でも足元を照らす。非常時だけでなく、平常時でも安心感を与えてくれる点がポイント。阪神淡路大震災をきっかけとして、日々の暮らしだけでなく、もしもの時の不安を軽減し、安心を届けようとするホタルクス。そのモノづくりに込めた想いが、家庭のさらなる防災性能の向上へとつながっている。
なお、この「ホタルック」という名称は、現在の「ホタルクス」という社名の由来のひとつにもなっている。
停電を自動検知して非常点灯、
非常時でも最大20時間のあかりを確保
同社は安全・安心のあかりを提供する防災用LEDシーリング「HotaluX AID(ホタルクス エイド)」を販売している。商品コンセプトは「いかなる状況でも真っ暗な状態を回避すること」である。停電の発生を停電検知装置(付属品)が検知して信号を発信、その信号をシーリング内の受信機が受け取り、蓄電池からの給電に切り替えることで非常点灯を行う。ピンポイントで照らすライトとは異なり、部屋全体を照らすことが可能なため、暗闇下での移動時の足元確認や家族の状況確認を素早く行うことができる。
非常点灯時の明るさは3段階の切替が可能で、最大点灯時間は20時間を確保。非常点灯時もオンオフ操作が可能なため、日中や就寝時などあかりを必要としない時には消灯することで、バッテリー消費が節約できる。長期化する停電においても2~3日はあかりのある生活ができる。平常時には225パターンのあかりが選択できる調色調光タイプのLEDシーリングライトとして、明るく快適に使用できる点がポイントである。この「HotaluX AID」は、一般家庭はもちろん、停電を怖がる子どもや、暗い中での行動が困難な高齢者などがいる家庭にとって、とても有益な照明器具だ。
株式会社ホタルクス
0120-52-3205
www.hotalux.com
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