2030年までにグループ売上300億を目指す 激戦の埼玉・北関東エリアで注文住宅を軸に事業の多角化も
大賀建設 代表取締役 須賀亮 氏
埼玉県の大宮区に本社を構える大賀建設。埼玉・北関東エリアを主な商圏として、1979年の創業以来、注文住宅を軸に住宅事業を展開してきた。2022年には引渡し件数が1万棟を突破し、競合ひしめく埼玉・北関東エリアを中心に着実に成長を遂げている。同社の須賀亮社長に次なる目標などを聞いた。
──2022年に引き渡し件数が1万棟を突破したそうですが。
当社は1979年10月に大賀建設株式会社として設立登記を行い、本社がある埼玉県の大宮区を中心に住宅事業を展開してきました。1994年には「アルネットホーム」というブランドを掲げ、注文住宅事業のさらなる強化を図っています。
現在、埼玉県だけでなく、群馬県、栃木県、茨城県、さらには千葉県にも拠点を設けており、合計27の店舗で事業を行っています。総合展示場に18カ所、単独展示場として9カ所を開設しています。
昨年、おかげ様で引渡し件数が1万棟を突破しました。今は年間500棟弱のペースで住宅を供給しています。そのうち注文住宅が95%程度を占めているというのが当社の特徴です。
──埼玉や北関東エリアでは、分譲住宅やローコスト系の住宅などを得意とする競合が多数存在しており、激戦区でもあるという印象がありますが、注文住宅で実績を残していくことに難しさは感じていませんか。
創業当時からこのエリアで事業を展開しているので、私自身はそこまで激戦区という印象は持っていません。もちろん競争は厳しいですが、市場のポテンシャルが高いエリアでもあります。
当社でも規格型住宅なども用意はしていますが、長年の経験やノウハウがあるので注文住宅の方が提案しやすいというのが実情です。ただし、今後については、規格型住宅などの提案も強化していく必要があると考えています。ブランドや販売体制などを整備しながら検討を進めていくつもりです。
──注文住宅を中心に着実な成長を遂げることができた要因はどこにあるとお考えですか。
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