どうなる2023年 拡大必須の注目マーケット
2022年は、コロナ禍の収束が見え始めたものの、ロシアのウクライナ侵攻、円安の進行などが社会に大きな不安を与え、実際、物価が上がり続け家計を圧迫した。住宅業界においても、原材料、輸送、エネルギーなどのコスト上昇が深刻化している。
こうした不透明感のなかで迎えた2023年はどのような年になるのだろうか。
住宅施策は、特に脱炭素化を柱に大きく動きつつある。建築物省エネ法だけでなく、建築基準法、住宅の品質確保促進法など住宅産業の基盤である制度が見直され、具体の施策展開が始まっている。
一方、住宅業界では、省エネ性向上への対応はもちろん、自然災害の頻発化・甚大化への対応、コロナ禍で大きく変わった住ニーズ・生活ニーズへの対応、急速に進化するデジタル技術の活用など、さまざまな課題が山積する。
ただ、変革の時代だからこそ、そこに新たなビジネスチャンスも生まれてこよう。これまでの取り組みを一歩進めた展開、また、これまでになかった視点からの展開など、さまざまな動きが始まっている。
2023年、どんなマーケットが動くのか──。
拡大必須の市場を展望した。
- 脱炭素化の実現に向け加速する断熱化 性能表示の上位等級創設で広がる市場
- 太陽光発電義務化の動きが加速 創エネ需要拡大に期待
- コロナ禍の価値観変化を 追い風に市場は拡大へ 価値を高める買取再販の取り組みが注目
- 脱炭素需要を喚起し市場は拡大へ “コロナ特需”で終わらせないための提案が鍵に
- 脱炭素化を背景に建築への木材利用が加速 中高層建築の木造化に大きな伸びしろ
- 老若男女問わず身の丈に合った平屋が人気 マーケットは10年で2倍に
- 住宅のプロダクト化が進行 タイパ、コスパ求める層に合致 建築家とコラボした規格住宅も
- 高耐震化は当たり前 建替え保証拡大の兆し 水害に強い住宅づくりも加速
- 高齢者の増加をビジネスチャンスに 新たなマーケットが登場の予感
- フレキシブルな暮らしに合わせた住宅提案が必須に 働き方とともに、住まいへの価値観が変容
- 相互接続の広がりが市場拡大の鍵 データ連携基盤の構築で新サービス創出にも期待
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