岡山県「津山市総合福祉会館」の先進事例に学び「改修ZEBは難しい」という概念を覆す

ノウハウを生かし既存の市有施設も

国内では脱炭素の政策からエネルギー消費の高い建築物のZEB(Net Zero Energy Building=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化が進められている。いちはやくZEBに取り組んだのが福岡県久留米市環境部だ。築40年近くなる庁舎を省エネ改修し、石油、石炭、原子力、天然ガス、水力など、加工されていない1次エネルギーの削減率106%を実現し、環境省でもトップ評価を受けた。

一般の方にもZEBの取り組みを知ってもらおうと、庁舎には横断幕が張られている

久留米市環境部の庁舎は鉄筋コンクリート地上3階建て。もともとゴミ収集車の車輛基地として使われていた。そこへ環境部が移ってきて2016年、環境政策課・設備課・建築課の部署の有志の横断で「ZEBチーム」が生まれた。毎週のように打ち合わせをしてきたという。「上司の理解があったことから進めることができました」とは、環境部環境政策課・境邦匡さん。


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