等級6・7への対応が家づくりを変える

断熱性能等級6・7への対応が始まった(写真はYKK AP の「APW 331」ハイブリッドスライディング)

性能表示制度における断熱等性能等級の等級6・7への対応が始まった。

省エネ基準(等級4)への適合義務化が決まり、さまざまな支援制度によりZEHレベルへの誘導が進む。等級6・7というZEHレベル以上の上位等級を用意することで、さらに高い水準に対する取り組みの加速が期待されている。

それにしても等級6・7である。等級6はHEAT20のG2レベル、等級7は同G3レベルだ。HEAT20がG3を公表した時、「ここまで高い断熱性能が必要か」という声があったのも事実だ。実際に建てるには6地域でも付加断熱が必要となる。

しかし、ZEHレベルが当たり前に求められるようになるなか、省エネ性能で差別化を図るにはG2への取り組みが不可欠となり、一歩先を見据えた地域のビルダーでG2の標準化はすでに珍しくはない。さらに先進的な取り組みを進める事業者はG3を視野に入れている。HEAT20がG3を公表したのが2019年6月。ほんの数年のあいだに、住宅の断熱化をめぐる環境は大きく変わった。

そして等級6・7が施行となる今年10月を前に、建材業界が大きく動き出した。


この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。

新規会員登録

(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。