社会的ニーズがある部品の普及にトライ 増大する省エネ関連の判定・評価にしっかりと対応していく

(一財)ベターリビング 眞鍋純 理事長

(一財)ベターリビング
眞鍋 純 理事長

来年には創立50年の節目を迎える(一財)ベターリビング。優良住宅部品の認定を通じて、長く住宅の品質や性能向上を支えてきた。住宅をめぐる環境が大きく変わりつつあるなか、その事業も大きく広がってきている。新理事長に就任した眞鍋純氏に今後の方向性などについて聞いた。

──ベターリビングが設立50年を迎えようとするなかで理事長に就任しました。

住宅部品開発センターとして産声をあげたのが1973年。まもなく50年を迎えますが、一つの節目として、来し方を振り返り、今後、何をすべきかあらためて考える良い機会だと思っています。

前・井上理事長は、「優良住宅部品(BL部品)の認定」、「試験・評定、型式部材等の認定・認証」、「建築確認検査・住宅性能評価等」、「マネジメントシステム審査登録」を事業の4本柱と位置づけ、各分野に、力を入れてきました。昨年度の実績は、BL部品認定事業が約7億円、試験・評定事業が約7億円、検査・評価事業が約7億円、システム審査登録事業が約3・5億円となっています。かつてはBL部品認定が事業のほぼすべてという時代もありましたが、今やこの4本柱すべてが競争しあうくらいの大きな事業規模に成長しています。

ベターリビング(BL)は、全国どこでも、どんな建物でもきちんと評価するという体制を取っています。職員も130人を超えるまでに増え体制も充実しています。長く事業を継続してきた信頼をバックに、一定の役割を果たしていると考えています。

──それぞれの事業の現状の取り組みを教えてください。

「優良住宅部品認定制度」は、設立翌年からスタートした歴史ある制度で、ベターリビング(BL)の中核をなす事業です。防音サッシ、キッチンユニット、給湯器ユニット、手摺ユニットの4品目でスタートしましたが、今では60品目を超えるアイテムを認定しています。


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