[百年住宅]津波にも流されなかったWPCの家
〝強さ〟を実証し、暮らし続けられる家づくりへ
地震、台風、土砂災害、火災、そして津波にも耐える強固なWPC住宅を展開する百年住宅。次のステップとして、災害後も安心して暮らし続けることができる家づくりに向け、さまざまな取り組みを進めている。
百年住宅は、静岡で約30年にわたり住宅を手掛け、「このエリアで住宅を販売する以上は巨大地震が来てもしっかりと命と財産を守る」(中嶋雄・代表取締役社長)という理念を第一に掲げてきた。
手掛ける住宅はWPC工法。同社は大きな地震災害が発生するたび、現地に赴いて調査を行ってきた。阪神・淡路大震災の被災地域においては約25万棟が全半壊し、約35万棟が一部損壊するなか、WPC工法の住宅495棟は一部損壊もなかった。その後も新潟県中越地震の41棟、能登半島地震の10棟、新潟中越沖地震の56棟、熊本地震の23棟も同様である。色々な地震災害において、一部損壊もなくそのまま継続して暮らすことができると、その強さが実証されたといえる。地震だけでなく、山口県宇部市の土砂災害、広島土砂災害においても土砂を受け止め流されなかった。さらには東日本大震災における津波においても仙台市のWPC住宅は流されることなく、リフォームにより生活再建した。
高品質なコンクリートによるPCパネル、壁面全体で外力を受け止める箱型構造、一般的な工法の1.5倍の幅、3倍の鉄筋量の基礎などが、こうした災害に強い住宅を実現している。
津波シェルターから地震のモニタリングまで
「さまざまな地震に対して無類の強さを発揮した。その強さの確保が防災住宅の第一歩」(中嶋社長)と、百年住宅は次のステップへと進み、さまざまな取り組みを展開している。
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