窓の性能表示制度を見直し、23年度から運用へ
6つ★で評価、日射取得率も追加
窓の性能表示制度が見直される。これまでよりも高い性能の窓を評価できるようにするもので、新たに日射取得率も表示する。
資源エネルギー庁の「総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 建築材料等判断基準ワーキンググループ」が、窓の性能表示制度に関する報告書を取りまとめ、新たな表示制度を打ち出した。
窓の性能表示制度は、平成22年の「窓等の断熱性能に係る情報提供に関するガイドライン」の改正により、それまで「窓ラベル」、「サッシラベル」、「ガラスラベル」を一本化し、平成23年4月から施行になった。省エネ建材等級区分は開口部基準の熱貫流率で4つに区分され、断熱性の高さを4つの★マークで表示していた。
今回の見直しは、この性能表示制度が参照しているJIS A 4706が改正や、窓の建材トップランナー制度の見直しを踏まえ、これまでよりも高い断熱性能の窓を評価できるようにする。さらに、住宅の省エネルギー性能のさらなる向上に向けて、日射熱の取得や遮蔽を適切にコントロールするための参考となる日射取得率についても、新たに表示する。
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